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Tuesday, 07, 02, 2017

温朝食コラム

受験シーズン到来! 頭も体も活性化する温朝食で受験を有利に!

朝ごはんも受験対策のひとつ!?

新たな年を迎え、正月気分がまだ抜けきらない人も少なくないこの時期。ですが、受験を控え、目標に向けて勉強にいそしむお子さんにとっては、気の抜けない、緊張感のある新年となっているのでは。
そんな頑張る受験生にとって勉強が大事なのは当然ですが、それ以外にも日常生活で気をつけたい点として、今回は朝食に注目してみました。
晩ごはんのあとに間食をしていないとすれば、朝起きた瞬間の私たちはエネルギーが枯渇した状態といえます。なかでも脳のおもなエネルギー源となるブドウ糖は消費が早く、体内に大量に貯蓄しておくことができません。不足すると、意欲や集中力、記憶力などの低下が起こりやすいほか、疲れを感じやすくなるという報告もあります。

「食べている子は試験に強い」という事実

脳がイキイキと働くためには不足したエネルギー補給が重要! なのですが、厚生労働省の調べによれば、15~17歳の朝食欠食率は8.2%、さらに、年齢が上がって18~19歳では21%と5人にひとり(男子だけで見る24.3%とおよそ4人にひとり)が食べていないという結果が出ています。
せっかく一所懸命勉強していたとしても、日々の脳の働きが十分でなければ、身に着く内容も、さらには本番で発揮する力も、低下してしまう可能性が……。
このようなデータがあります。文部科学省が行った全国学力・学習状況調査によると、毎日朝食を食べている児童生徒のほうが、試験での正答率が高くなっていました。しかも、この傾向は「知識に関する問題」「活用に関する問題」いずれにおいても明確な差がついています。

温かい朝食で「勉強のはかどる脳」に
 

頭にも体にもいい結果が出ている「毎日朝食生活」ですが、その内容も一考しておきたいところ。どんな朝食を摂ると、どういった影響があるのか。発表されているいくつかの研究のなかから、ここでは杏林大学医学部の古賀良彦先生に、ご自身の研究からわかっている「温かいスープの頭スッキリ効果」についてうかがってみました。
「温かいスープは水と比べて、飲んだ直後から多量のα波が広範囲に出現します」(古賀先生)
古賀先生によれば、脳が円滑に機能している状態で多くなるα波は、心理的には「リラクゼーションの度合い」を反映しているとか。要するに「α波が多い状態=緊張感やイライラが緩和され、頭がスッキリした状態」をあらわしているそうです。
「α波が出ている脳は、リラックスしながらも適度にスタンバイしているので、勉強や仕事などに気持ちよく取り掛かるには適した状態ですから、朝食に温かいスープを飲むのはオススメですね」(古賀先生)
受験に向けて頑張ってきたお子さんにとって、毎日の温かい朝食はまさにベストサポーターといえそうですね。

執筆・取材協力

医療・健康ライター/医薬品登録販売者
岩井浩(執筆)
編集者・ライターとして書籍、WEB等で医療・健康情報を発信しつつ、医薬品管理者としてドラッグストアでの販売にも携わる。

【主な著書】
「市販薬は成分表示だけ見ればいい」(誠文堂新光社)、「医薬品実務販売コンパクトブック」(TAC出版)

杏林大学医学部精神神経科学教室教授
古賀良彦(取材協力)
慶応義塾大学医学部卒業後、杏林大学医学部精神神経科学教室に入室。助教授、臨床教授を経て現職。精神保健指定医、日本臨床神経生理学会認定医、日本精神神経学会専門医。

【主な著書】
「脳をリフレッシュする大人のぬりえ」(キューサイ/監修)、「ぬりえの不思議」(ぎょうせい)、「熟睡する技術」(メディアファクトリー)、「いきいき能のつくり方」(技術評論社)、「快眠美人になる!」(ホーム社/監修)、「早引き心の薬事典」(ナツメ社)、「大人の折り紙-脳のトレーニング」(角川GP)、「週末うつ」(青春出版社)